【blog】日本の生産性を下げているのはポイントカードです

 つね日頃手間だなと思っているのは、ポイントカードと電子決済が連動していないことが多く2回手順を踏む必要があることです。

 例えば、スーパーマーケットライフで買い物をすると、私の場合は、まずdポイントカードのバーコードを見せます。そして決済はPayPayで行うのですが、店員さんが金額を手入力で打ち込み、その内容をこちらが確認してスマホのバーコードを見せて決済。二度手間ですよね。

 同様の二度手間があちこちのお店で行われていてポイントカードと支払い2回手順を踏まないといけなくなっています。

 この手順を踏まないでいいのは、セブンイレブンでセブンイレブンアプリを導入したスマホでnanaco決済した場合くらいです。決済と同時にポイントも付きます。

 で、何が言いたいかというと、この手順、100円の飲み物を買った時でも、10,000円の物を買った時でも同じオペレーションです。100円に対して1ポイント(円)つけるのにこの手順を行うってものすごくコストパフォーマンスが悪いと思います。自分の時間もそうですが、レジ待ちの行列ができていたりするとロスタイムはすごいものです。

 一ヶ月ポイント貯めて、1,000ポイント(円)くらいだったら、「そんなポイントいらないからパッと決済して済ませたい。」と最近思うようになりました。なぜかと言えば、私の財布の中は、ポイントカードのお祭り状態だからです。根が真面目なせいか店員さんに「ポイントカードはお持ちですか?」とか「ポイントカード作るといいですよ」とか言われるとついつい「そうですかぁ」と作ってしまうのです。使わないことの多いカードもたくさんあるのに。そんなポイントカードは、全然ポイントがたまらずオペレーションの分だけ時間の無駄で気がついたらポイントが失効してたなんてことも多くあります。

 この他にもお店独自の紙にハンコを押すタイプやクレジットカードと併用されているヨドバシカメラビックカメラJRE系のカードなど多種多彩です。

 お店に行くたびに、「暗証番号を入力してください」ということになるとクレジッドカードの決済も大変です。ホームセンターユニディは、ユニディカードでしか決済ができないとか。いろんなお店が囲い込み戦略のために自社発行のクレジッドカードで決済させるようにしています。クレジットカードだらけで暗証番号を覚えるだけで大変です。10枚あれば10個覚えないといけない。しかも、銀行のキャッシュカードの暗証番号もあったりするともう大変。

 その結果、「もうポイントいらない」と思うようになりました。「ポイントいらないから値段下げてよ」が正直なところ。こんな面倒なことに時間かけて本当に元がとれているんでしょうか。お店もお客も。ポイントカード廃止運動を行いたい気分です。キャッシュレス決済で儲けてる決済事業者がもっと消費者に還元しろよと言いたい。5%くらいは持っていってるのでお店が悲鳴を上げてるわけで、それでも囲い込みに必死でポイントカードを作る。なんだかなぁと思うのは私だけでしょうか。

 この壮大な日本国ポイントカード地獄が、生産性を低下させていると思うのは間違いないです。政府も国会も何か対策を打てないのでしょうか。そのうち日本の通貨は「円」ではなくて「ポイント」になるんじゃないかと思っちゃいます。

 ポイントを廃止して生産性向上を目指しましょう。

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