さて「中古PCを活用しよう」のその2としてDELL Optiplex 7060 2100 Microを取り上げます。このPCも前回と同じく横河レンタリースさんがやっている中古PC販売サイトのQualit(クオリット)で購入しました。
このPCは商品ランクがVランクのバリュー品です。Vランクとは、
外観ランクS〜Bランク相当の製品になります。作業コストを抑えてバリュー品としてご提供いたします。Cランク相当の価格で販売している注目製品です。
https://www.yrl-qualit.com/rank
ということで安価に購入できる逸品です。
価格は39,600円(税込)ですが配布中のクーポンを適用するとさらにお安く購入できます。
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1.DELL Optiplex 7060 Microの仕様
CPU | Corei5-2.1GHz(i5-8500T) |
メモリ | 8GB(4GBx2) DDR4 2666MHz |
ストレージ | 256GB M.2 SATA Class20 SSD |
2.5inch SATA SSDスロット (空) | |
グラフィック | Intel UHD Graphic 630 |
インターフェース | USB3.1(表x1裏x4) USB3.1Gen2type-C(表) VGAx1 DisplayPortx2 |
OS | Windows10 Pro 64bit |
ネットワーク | 10/100/1000 有線LAN |
M.2 スロット(空) |
詳細スペックはこちら:OptiPlex 7060 マイクロ | dell e-catalog
2.DELL Optiplex 7060 Micro 正面写真
正面にUSB Type-C端子があるので拡張性は高そうです。マイクとヘッドフォン端子があるのでリモート会議でインカムをつけるのもOKです。
CPUはIntel corei5 8500Tです。第8世代のCPUで6コア6スレッド、ベース周波数2.1GHzターボブースト時3.5GHzとなります。メモリも8GBで充分です。
インテル® Core™ i5-8500T プロセッサー (9M キャッシュ、最大 3.50 GHz) 製品仕様
3.DELL Optiplex 7060 Micro 裏面写真
裏面にはDisplayPortが2つあります。4K60Hz対応でデュアルディスプレイも可能です。
4.DELL Optiplex 7060 Microの強化ポイント
スペック表を見ると「ストレージ」の「2.5inch SATA SSDスロット (空)」と「ネットワーク」の「M.2 スロット(空)」が強化対象です。
ストレージは、すでにM.2 SSDが取り付けられているので追加でSATAのSSDを取り付ける必要はなさそうです。データをたくさん保存する予定がある場合は必要に応じて追加を検討できます。
ネットワークは有線LANだけでは配線の手間もあることからM.2の無線モジュールが欲しくなります。無線モジュールはWiFiに加えてBluetoothが使えるものがほとんどなので格段に利便性が向上します。今回はこの無線モジュールを追加して設置場所の制約をなくしてBluetoothの恩恵も享受したいと思います。
5.DELL Optiplex 7060 Microに無線モジュールを追加
追加する無線モジュールはAmazonで選定しました。HP Elitedeskの時と同じくIntelのAX200NGWを選定しました。価格は2,480円(税込)でした。さらに今回は無線モジュール用のアンテナも必要なので内部 NGFF M.2 アンテナも一緒に購入することにしました。アンテナ選定の基準は「パソコンの筐体内に収まること」です。裏面写真の右側に切れ込みが2箇所ありますがここに外部アンテナが取り付けられるようなのですがそこまでのアンテナは逆に邪魔になると考え筐体内に収まるアンテナを選定しています。
それでは蓋を開けて無線モジュールを取り付けて行きます。
最初に筐体裏面のネジをはすします。
そのまま上蓋を前にスライドさせていくと蓋がはずれます。
蓋をはずすと青いプラスチックが見えますがここがSATA SSDを取り付ける場所です。このプラスチックは後ろのつまみを挟んで留め金を緩めながら前にスライドさせてはずします。
ここまではずすとM.2端子が見えてきます。右側にはすでにM.2 SSDが取り付けてあります。その左に見えるのはSATA SSDの端子です。ネットワークM.2スロットは右側の真ん中より少し上にあります。そのさらに上には銀色のネジが見えます。このネジが無線モジュール固定用のネジです。
アンテナと無線モジュールですが、まずはアンテナと無線モジュールを接続します。
次に無線モジュールをM.2スロットに取り付けます。
無線モジュールをネジで固定します。
このあとは、アンテナを邪魔にならないように筐体内に取り回し、SSD取り付け治具のプラスチックを元に戻し蓋を閉めれば完了です。
6.総評
追加したモジュールはWindowsを起動するとすでに認識されており特別な作業は必要ありませんでした。アンテナが筐体内に適切に配置されているかは多少心配でしたが速度測定してみると有線LANと同程度の速度が出ていたので問題なしです。
Optiplex 7060 Microは、外観も開けてみてもHP Elitedesk 800とそっくりでした。違っていたのはM.2スロットの基板上の位置くらいの印象です。このくらいの筐体に収めようとするとこういった設計になるのでしょう。(基板のメーカーまではチェックしませんでした)
CPUはCorei5 8500Tで6コア6スレッド、通常に使う分には余力がありそうです。参考にCINEBENCHでベンチマークをとってみました。CPU(MultiCore)4743pts、CPU(Single Core) 891ptsとなっています。このくらいの数値が出ていればまったく問題なしです。Webサーフィンやメール、オフィススイートくらいであればオーバースペックと言ってもいいかもしれません。
中古パソコンを買おうか悩んでいる方の参考になれば幸いです。