【リモートワーク】リモートデスクトップは時代遅れです

情報技術

 昨今のリモートワークブームの中で、リモートデスクトップの活用に注目が集まっています。

 リモートデスクトップって何?って方は、以下をご参照ください。

外出先からPC操作!Windows 10 のリモートデスクトップ設定方法 | Tech & Device TV

 上記の記事では、「メリット」しか謳っていませんが「デメリット」はないのでしょうか。

 リモートデスクトップがもてはやされる理由として、上記の記事のメリット以外に、「セキュリティ」上のメリットがあります。社内の情報を外部環境へ持ち出すことなく、社内で完結できるという点です。これは、管理する側からすると、とってもいい仕組みに見えます。社内文書のファイルなども、社内環境でクローズしていますから外部流出のリスクはありません。

 私は、2012年くらいからリモートデスクトップを使う環境で仕事をしていましたが、その当時は少なくともネットワークのスピードに操作性が左右されることが多かったです。当時は3G回線も当たり前で、まずそこからボトルネックです。接続途中で接続が切れてしまうのは日常茶飯事でした。現在は、LTE回線のスピードも上がっていてそこそこ切れない状態だとは思いますが、回線がネックなのは構造上不可避です。

 回線がネックということは、当然、回線の状況次第で遅延が発生したり切断したりがありうるということです。ちなにみ私が使っていた環境では、回線切断後も再接続すれば、事前の作業環境のまま業務を再開できたのでそれだけは救いでした。しかし、ネットワークが原因で、リモートデスクトップ環境がフリーズしてしまうこともあり、そうなると生産性は一気に低下します。ヘルプデスクなどへ問い合わせて、リモートデスクトップ環境を再起動してもらって、消失した仕事をやり直す。リモートデスクトップ環境でなくとも、こういったことは発生しますが、ローカルな環境であれば見通しが良い分だけ自分でなんとかできるし、復旧時間も短いです。

 さらにリモートデスクトップを使うには、会社へVPN接続することが一般的ですが、ここにもボトルネックがあります。VPN接続ということはVPNサーバがあるわけでその処理性能によって操作性が影響を受けます。沢山の社印がリモートデスクトップを利用するには、太い回線と強靱なVPNサーバが必要となります。

 もし、会社がMicrosoftのOffice365を使っている場合は、そのための回線負荷も考慮する必要が出てきます。

 まとめると、すべてネットワークの太さが命運を握っているということです。もし、あなたの会社のネットワーク回線が脆弱なら、リモートデスクトップは、向いていないかもしれません。

 では、どうすればいいか。

 基本的には、クラウドをうまく使っていくことが良いでしょう。(ゼロトラストという言葉もありますがそれは別の機会に)

 MicrosoftのOffice365を使っているなら、Microsoftのクラウドを使う方が効率的です。GSuiteならすべてクラウドです。社内の情報にアクセスするには、2段階認証などセキュリティを強化して社外からWebアクセス可能とすることでしょう。会計や労務人事ならMoney ForwardやFreeeのクラウドサービスを利用すればどうでしょうか。もはや、自分の会社独自のシステムなんていうものは作らずに業務をクラウドにあわせる時代です。(って何年も前から言われていますが)

 「そんなのできないよ」と思われるかもしれませんが、少しずつでも経営層を啓蒙して変えていかなければなりません。どうやったら変えていけるかを考えていくことも必要です。

 これから、ますます「どこでもオフィス」が求められていく時代、リモートデスクトップという10年前のセキュリティ対策を使い続けるというのは時代遅れです。クラウドを活用して業務効率化とリモートワークの生産性向上を達成しましょう。

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